9月に先に書いておいた7つの宣言、1か月目の途中経過——数字は動いた。私は何も触っていません【2026年10月2日時点】

セーラー服姿の月城ミオが開いたノートにペンを置き、机には封筒と卓上カレンダーが置かれている マーケット・相場分析
先に書いておくと、途中で迷わない

本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。

9月、私は結果が出る前に、自分の立場を7つ書きました。フジクラ、FOMCと日銀、金の指値、ソフトバンクグループの社債、AIの道具代、出口戦略、米国債30年の指値です。

1か月たって、数字はそれぞれ動きました。フジクラは5,598円、金は1g23,482円、米国債30年の利回りは5.63%です(2026年10月2日終値時点)。

そして私は、7つとも、書いた通りに何も触っていません。指値は置いたまま、買わないと書いたものは買っていません。

途中経過で見るのは、当たっているかどうかではありません。書いた通りに動いているかです。この記事は、その記録です。

結論:先に書いておくと、途中で迷わない

  • 9月に書いた7つの宣言のうち、答えが出たのは1つだけ(FOMC・日銀)。残りは数か月から数年かかる
  • 1か月の間に、「今が動くときでは」と思える材料はいくつもあった。それでも7つとも触っていない
  • 理由は意志の強さではなく、書いてあったから。答え合わせの日までは、判定しない

7つの宣言の途中経過

宣言(日付) 書いたこと 今の数字(10/2) 私がしたこと 答え合わせの日
① フジクラ(9/8)母は買った。私は買わない5,598円(9/7は5,241円)触っていない2027年3月
② FOMC・日銀の4マス(9/13)どの結果でも持ち方は変わらないFOMC 3.75〜4.00%、日銀1.25%触っていない9/18(完了)
③ 金1g18,000円(9/16)1540に指値を置く店頭1g23,482円、1540は19,820円指値を置いたまま10月末
④ ソフトバンクG社債4.75%(9/17)1社の社債は何%でも買わない日本10年国債3.09%買っていないなし(金利だけ記録)
⑤ AIに月25,300円(9/24)値段が上がって中身が同じなら見直す月額は据え置き、回収はゼロ続けている2027年3月
⑥ 出口は先に計算する(9/26)取り崩しの表を平時に書く表は書いたまま触っていない表を使う日
⑦ 米国債30年 表面5.7%(8/30・9/15)税引後5%に届く5.7%で考える5.63%(米財務省)指値を置いたまま約定した日

表:9月の7つの宣言(数字は2026年10月2日終値時点。田中貴金属の店頭小売価格は税込、米国債の利回りは米財務省の公表値)

右から2列目が、そろっています。色は付けていません。途中経過は、勝ち負けの表ではないからです。

① フジクラ:母は買った。私は買わない

9月8日の記事で、母が5,000円前後で買ったフジクラを、私は買わなかったと書きました。理由は「判断できなかったから」です。

10月2日の終値は5,598円。記事を書いた9月7日の5,241円から、約6.8%上にいます。間の9月29日には4,931円まで下がっていました。1か月の間に、上にも下にも動いています。

私は買っていません。母の判断についても、ここでは何も言いません。答え合わせは、記事に書いた通り2027年3月です。

② FOMC・日銀の4マス:7つのうち唯一、答えが出た

9月13日の記事では、FOMCと日銀の結果を4つのマスに分けて、「どのマスでも持ち方は変わらない」と書きました。

結果は9月18日に記録しました。FOMCは3.75〜4.00%、日銀は1.25%。私が触ったものは、なしです。その翌週、日経平均は5日続伸しました。7つのうち、答えが出たのはこれだけです。

③ 金1g18,000円:指値は置いたまま

9月16日の記事で、金を1g18,000円になったら買い増すと決め、純金上場信託(1540)に指値を置くと書きました。1540の1口に換算すると、約15,270円です。

指値は実際に置いています。期間指定の注文なので、期限が来るたびに置き直しています。約定はしていません。

10月2日の田中貴金属の店頭価格は1g23,482円(税込)。9月11日の23,769円から少し下がりましたが、18,000円はまだ遠い数字です。1540の終値は19,820円でした。

18,000円は、予想ではなく値段です。円高と金の下落が同時に来ないと届きません。答え合わせは、9月18日の記事に書いた通り、10月末です。

④ ソフトバンクグループの社債:何%でも買わない

9月17日の記事では、表面4.75%・税引後3.79%・7年固定の社債を、「1社の社債なら何%でも買わない」と書きました。

買っていません。買わないと決めたので、答え合わせの日もありません。記録として、10月2日の日本の10年国債利回りは3.09%でした。固定金利の社債は、金利が上がるほど店頭での値段が下がる方向に動きます。

⑤ AIに月25,300円:見直す条件には当たっていない

9月24日の記事で、回収ゼロでもAIに払い続けると書きました。物差しは「同じ値段で、中身が良くなったか」。見直すのは、値段が上がって中身が変わらなかったときです。

10月2日時点で、月額は変わっていません。見直す条件には当たっていないので、続けています。

回収も正直に書いておきます。9月23日の防犯カメラの記事に置いたアフィリエイトの成果は、ゼロです。答え合わせは2027年3月、道具ではなく回収で測ります。

⑥ 出口戦略:表は書いたまま

9月26日に更新した出口戦略の記事で、暴落の年に考えなくて済むように、取り崩しの表を平時に書いておくと書きました。

取り崩しは、まだ先です。表は書いたまま、何も変えていません。答え合わせは、表を使う日が来たときです。

⑦ 米国債30年:5.7%まで、あと0.07%

8月30日の記事と、9月15日に更新した米国債の記事で、税引後で5%に届く表面5.7%を「考え始める合図」にすると書きました。

正直に書くと、9月15日の時点では、注文は出していませんでした。その後、9月26日までの間に、表面5.7%の指値を置きました。今も置いたままで、約定はしていません。

米国債30年の利回りと、私の線5.7% 5.7%(表面) 5.22%8/28 5.35%9/11 5.29%9/17 5.56%9/28 5.64%9/30 5.63%10/2 米財務省の公表値(30年債の利回り)。証券会社で買える個別の債券の利回りとは一致しない
図1:米国債30年利回りの推移(米財務省のデータから筆者作成)

10月2日の30年債の利回りは5.63%(米財務省)。9月30日には5.64%まで上がりました。10年債も5.28%で、2007年以来、19年ぶりの高さにあります。

ただし、この5.63%は米財務省が公表する利回りで、証券会社で実際に買える個別の債券の利回りとは一致しません。私の指値は、証券会社の個別の債券に置いたものです。0.07%は「もうすぐ」に見えますが、約定するかどうかは、その債券の値段しだいです。

8月30日の記事では、「表面5.7%が来たとして、私は本当に買うのか。正直に書きます。微妙です」と書きました。その迷いは、指値を置くことで先に片付けました。来たら約定する。来なければ何も起きない。それだけです。

※8月30日の記事は、8月28日の30年債を5.168%(CNBC)と書いています。米財務省の公表値では5.22%です。出典によって少し違うので、この記事の図は米財務省の値でそろえています。

迷う材料は、いくらでもあった

この1か月、「今が動くときでは」と思える材料はいくつもありました。9月11日の日経平均1,259円安。9月25日までの5日続伸。19年ぶりの10年債の利回り。フジクラが4,931円まで下がった日。

それでも7つとも触っていないのは、意志が強いからではありません。書いてあったからです。書いた文章が、迷う自分を止めてくれました。

9月9日の記事で、「壊すのは情報ではなく、情報を見て動くこと」と書きました。見る回数を減らすのではなく、先に書いておく。それが、私の止め方です。

途中で「当たった・外れた」を言わない理由

途中経過で含み益なら成功、含み損なら失敗、と見る人もいます。でも、途中で判定すると、途中で動きたくなります。

答え合わせの日を先に決めたのは、それまで判定しないためです。だからこの記事では、どの宣言についても、当たったとも外れたとも書いていません。

「予想は書いたほうが負け、黙っていたほうが賢い」という考え方もあります。たしかに、書かなければ、外れても自分の中で書き換えられます。書いておくと、書き換えられません。私は、書き換えられないほうを選びます。

答え合わせのカレンダー 9/18FOMC・日銀完了 10月中旬コンビニ 10月末金の指値 2027年3月フジクラ・AI 未定米国債の約定出口の表 投資の答え合わせは、ほとんどが遅い
図2:答え合わせの予定(筆者作成)

7つのうち、答えが出たのは1つだけ。残りは数か月から数年かかります。投資の答え合わせは、ほとんどが遅い。だからこそ、途中で判定しない仕組みが要ります。

あなたも、1つだけ先に書いておく

今持っているものについて、1つだけ「先に書いておく」をやってみてください。書くのは3行です。

  1. 何をしないか(またはするか):例「暴落しても売らない」「1g18,000円になったら買う」
  2. どの数字になったら見直すか:例「値段が上がって中身が同じなら見直す」
  3. 答え合わせの日:例「2027年3月」

書いたら、答え合わせの日まで判定しません。途中で数字が動いても、その3行を読み返すだけです。出口を先に計算するのと同じで、先に計算したものは、途中で動かしません。

次の答え合わせは、10月中旬のコンビニの1か月、10月末の金です。

指値を置いて、あとは触らない

先に決めた値段で指値を置いておけば、毎日値動きを見に行かなくて済みます。私の主軸はSBI証券ですが、米国株や投資信託に強いマネックス証券、サポートの手厚い松井証券も候補です。どちらも新NISAでS&P500やオール・カントリーの積立ができます。

松井証券の口座開設バナー マネックス証券の口座開設バナー

まとめ

  • 9月に書いた7つの宣言。1か月で、数字はどれも動いた
  • 私は7つとも、書いた通りに触っていない。金と米国債の指値は置いたまま、買わないと書いたものは買っていない
  • 米国債30年は5.63%(米財務省)で、私の線5.7%まであと0.07%。ただし個別の債券の利回りとは一致しない
  • 答えが出たのは1つだけ。投資の答え合わせは、ほとんどが遅い
  • だから途中で判定しない。先に書いておくのは、当てるためではなく、途中で迷わないため

あわせて読みたい(9月の7つの宣言)

・フジクラ(5803)は買いか——母は買い、私は買いませんでした
・FOMC・日銀の結果が出る前に、4つのマスを書いた
・FOMCは3.75〜4.00%、日銀は1.25%へ——答え合わせ
・金1g18,000円で買い増す、と先に決めた
・ソフトバンクグループの社債4.75%——私は何%でも買いません
・回収ゼロでも、AIに月25,300円払い続ける理由
・資産運用の出口戦略|人生の航路は計算で決める
・米国債|ストリップス vs クーポン、私はストリップス派の理由

※本記事の数字は2026年10月2日終値時点です。株価・純金上場信託・金先物・為替は市場の終値、金の店頭価格は田中貴金属の公表値(税込・小売)、米国債の利回りは米財務省の公表値、日本の10年国債利回りは報道によります。米財務省の公表値は、証券会社で実際に買える個別の債券の利回りとは一致しません。※本記事は筆者の行動の記録であり、特定の銘柄や商品の売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。本記事にはアクセストレードのアフィリエイトリンクが含まれています。

【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、投資助言・勧誘を目的とするものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。