「毎日コース」の積立が買っていたのは、年243回でした——連休中に出した注文は、9月25日の基準価額で約定します【2026年シルバーウィーク】

セーラー服姿の月城ミオが小さなカレンダーを両手に持ち、指先で日数を数えている。背後には光るマス目のカレンダーが広がり、そのうち3分の1ほどのマスだけが暗いまま残っている インデックス投資
「毎日コース」が実際に買っているのは年243回。365日のうち122日は、1円も買っていません

私は投資信託を、毎日コースで積み立てていました。数千円ずつ、毎日です。

「毎日」と名前がついているので、私はそれを1年365回だと思っていました。

数えてみたら、2025年に買った回数は243回でした。2024年は245回です。365日のうち122日は、1円も買っていません。3日に1日の割合です。

理由は単純で、証券取引所が開いていない日は買えないからです。土日と、祝日です。

いまがちょうどその期間です。東証は2026年9月18日の金曜日で閉まり、次に開くのは9月24日の木曜日です。その間、アメリカの市場は3日開きます。

この記事では3つのことを数えます。①連休で買付は何日止まるのか ②連休中に注文を出したら、いつの値段で買えるのか ③連休明けの寄り付きは、実際どれだけ窓を開けてきたのかです。

そして最後に、ひとつ書いておくことがあります。その積立を、私はいま止めています。

結論:連休中に出した注文は、9月25日の基準価額で約定します

先に結論を3つ書きます。

数えたこと 答え
「毎日コース」が実際に買う回数 年243回(2025年)・245回(2024年)。365日のうち122日は買っていない
連休中に出した注文の約定日 受付は9月24日、買えるのは9月25日の基準価額(S&P500・オルカンの場合)
連休明けの寄り付きの窓 過去10年22回で上13・下9。平均的な大きさは0.89%。向きは読めない
表1:この記事で数えた3つのこと。

3つ目から先に言っておくと、「連休前に売っておく」に根拠はありませんでした。上がって始まった回数と下がって始まった回数がほぼ半々だからです。あとで22回分すべて並べます。

1|今回の連休は、国内の3営業日が消えます

まず、何日休むのかを正確に見ます。

日付 何の日か 東証 米国市場
9月18日(金) 平日 開く(最後の売買日) 開く
9月19日(土)・20日(日) 週末 休み 休み
9月21日(月) 敬老の日 休み 開く
9月22日(火) 国民の休日 休み 開く
9月23日(水) 秋分の日 休み 開く
9月24日(木) 平日 開く(6日ぶり) 開く
表2:2026年9月のシルバーウィーク。東証が休む立会日は3日、その間に米国市場は3日開きます。

真ん中の9月22日は、少し変わった休みです。「国民の休日」といって、前後の日がどちらも祝日である平日は休みになるという決まりがあります(祝日法第3条第3項)。今年は敬老の日が9月21日、秋分の日が9月23日に並んだので、挟まれた22日が休みになりました。毎年起きるわけではありません。

整理すると、こうなります。

  • 東証が休む立会日は3日(9月21日・22日・23日)
  • その間、米国市場は3日開く(同じ日付)
  • 為替は、そもそもほぼ24時間動き続けます

東証が3営業日続けて休むのは、今年5月のゴールデンウィーク(5月1日→5月7日)以来です。4か月以上ぶりの規模の休みだ、ということです。

2|「毎日コース」は、毎日ではありませんでした

ここが、今回いちばん自分で意外だった数字です。

私は投資信託を毎日コースで積み立てていました。証券会社の画面で「毎日」を選ぶだけなので、選んだあとは何も考えていませんでした。1年で365回買っているつもりでいました。

東証の立会日(実際に売買があった日)を数えると、こうなります。

立会日=買える日 買えない日 買えない日の割合
2024年 245日 121日 33%
2025年 243日 122日 33%
表3:東証の立会日数(日経平均の日足から筆者が実数を数えたもの)。過去10年のレンジは241日〜247日でした。
「毎日コース」が2025年に実際に買った日(365日のうち) 買った日 243日 買っていない日 122日 土日104日 + 祝日など18日 1年の 33%3日に1日 は、1円も買っていません 出所:日経平均の日足から立会日を実数で数えたもの(2025年1月1日〜12月31日)
図1:「毎日」と名前がついていても、買っているのは立会日だけです。

ひとつ補足しておきます。ここで数えたのは東証の立会日です。海外の株に投資するファンドには、これとは別に「申込不可日」があります。運用会社の説明では「海外の市場や銀行の休業日等の理由により販売会社の営業日であっても購入 換金のお申込みの受付ができない」日のことです。つまり、海外の株に投資するファンドの実際の買付回数は、243回よりさらに少なくなる場合があります。いずれにしても、365回にはなりません。

この33%という数字を、私は悪いことだとは思っていません。市場が開いていない日に買えないのは当たり前だからです。

意外だったのは、自分が「毎日」という言葉を検算せずに受け取っていたことのほうです。

昨日、電気代の検針票を4つに割った記事でも同じことを書きました。私は信託報酬0.03%と0.0814%の差を30年ぶん即答できるのに、毎月4万円近い請求書は合計しか見ていませんでした。増やす側の数字は小数点以下まで見て、身の回りの言葉は検算していません。

ついでに、コースごとの回数も並べておきます。

コース 1年の買付回数(目安) 連休が来ると
毎日 241〜247回 その日数ぶん、買付が飛ぶ
毎週 約52回 設定した曜日が休みなら日がずれる
毎月 12回 設定日が休みなら日がずれる
表4:積立コースと買付回数の目安。回数の話であって、どれが有利かという話ではありません。

どのコースが得か、という話は今回はしません。回数が違うというだけで、リターンの優劣はここでは決まらないからです。

コースを選べる会社で始めておくと、あとで迷いません

毎日・毎週・毎月のどれを選んでも、買っているのは立会日だけです。だからこそ最初に決めておけば、あとは触らなくて済みます。私の主軸はSBI証券ですが、証券会社は用途で使い分けるのが合理的だと思っています(私の保有=万人への推奨ではありません)。米国株まで幅を持たせたいならマネックス証券、少額から相談しながら始めたいなら松井証券が候補になります。どちらもNISAでインデックス投信を積み立てられます。

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3|連休中に注文を出すと、いつの値段で買えるのか

ここが実務の話です。

投資信託には、株のような「いまの値段」がありません。1日1回計算される基準価額で買います。そして、どの日の基準価額で買うかは、ファンドによって違います。

私が保有している3本を、販売会社のファンド詳細ページに書いてある通りに並べます。

ファンド 申込締切 いくらで買うか(購入価額) 受渡日
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 15:30 お買付申込日の基準価額(当日) 4営業日目
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 15:30 お買付申込日の翌営業日の基準価額 5営業日目
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 15:30 お買付申込日の翌営業日の基準価額 6営業日目
表5:購入価額と受渡日(楽天証券のファンド詳細ページの記載どおり・2026年9月20日確認)。約定日は銘柄ごとに違うので、ご自身の保有ファンドの「注文情報」で必ず確認してください。

ここが分かれ目です。国内株のファンドは申し込んだその日の値段、海外株のファンドは翌営業日の値段です。日本が夜のあいだにアメリカの市場が動くので、1日ずれます。

では、今回の連休に当てはめるとどうなるか。

いつ注文したか 申込受付日 買える値段(S&P500・オルカン) 押してから約定まで
9月18日(金)15:30まで 9月18日 9月24日の基準価額 6日
9月18日15:30すぎ 〜 9月23日 9月24日 9月25日の基準価額 最大7日
表6:今回の連休に当てはめた場合。表5のルールと、東証の営業日から筆者が計算したものです。
連休中に「買う」を押したあと、何が起きるか 9/18(金)最後の売買日 9/19・20週末 9/21(月)敬老の日 9/22(火)国民の休日 9/23(水)秋分の日 9/24(木)受付・6日ぶり 9/25(金)この値段で約定 東証 米国市場 この3日間は開いています(3営業日ぶん動く) 連休中に「買う」を押す 翌営業日 押した日には、9/25の基準価額はまだ存在しません
図2:連休中に出した注文は、9月24日に受け付けられ、9月25日の基準価額で約定します(S&P500・オルカンの場合)。

その9月25日の基準価額は、何でできているのか

運用会社の説明を、そのまま引きます。三菱UFJアセットマネジメントのよくある質問に、こう書いてあります。

原則として基準価額算出日の直近の米国市場終値が反映されています

株価は基準価額算出日の午前10時頃(日本時間)の為替レートで円換算します

つまり9月25日の基準価額は、9月24日のニューヨークの終値を、9月25日の午前10時頃の為替で円に直したものです。

連休中に注文を押した人にとって、その株価も、その為替も、押した時点ではまだこの世にありません。

もうひとつ。連休の直前に押した注文はどうなるのか。SBI証券のよくある質問に、はっきり書いてあります。

投資信託の注文日の翌営業日がファンド休場日であっても、注文日の海外市場の終値を基に基準価額が算出されるため、翌営業日に約定します。

この「翌営業日」が、今回は6日先の9月24日だということです。

そして9月24日の基準価額には、連休中に動いた米国の3営業日ぶんがまとめて乗ります。一昨日のFOMCと日銀の記事で書いた「日銀の利上げが私の投信の値段に乗るのは6日後の9月24日」というのも、同じ仕組みの話です。

ここまでが仕組みです。これを知ったうえで何をすべきか、という話は特にありません。積立の設定を入れてある人は、何もしなくてもこの通りに動きます。

4|連休明けの寄り付きは、実際どれだけ窓を開けたのか

「連休明けが怖い」という言い方を見かけます。数えてみました。

過去10年の日経平均の日足から、暦で5日以上あいた大型連休を22回抜き出し、連休前の終値と、連休明けの寄り付きを比べます。これが「窓」です。

大型連休明け、日経平均の寄り付きはどれだけ窓を開けたか(過去10年・22回) -2.0% -1.5% -1.0% -0.5% 0% +0.5% +1.0% +1.5% +2.0% 19/1 20/1 20/7 23/1 24/1 20/5 20/9 19/5 23/5 25/1 18/5 25/5 21/1 21/5 17/1 24/5 22/1 26/5 26/1 17/5 18/1 21/7 下がって始まった 9回 上がって始まった 13回 平均 +0.17% / 上下を無視した平均的な大きさ 0.89% / いちばん大きい窓でも 1.8%
図3:大型連休明けの日経平均の寄り付き(過去10年22回・筆者が日足から計算)。丸の中の数字は年/月です。
項目 大型連休(22回) 3連休も含む全ケース(92回)
上がって始まった 13回 53回
下がって始まった 9回 39回
平均 +0.17% +0.12%
上下を無視した平均的な大きさ 0.89% 0.76%
いちばん大きかった窓 +1.61%(2021年7月)/−1.80%(2019年1月) +1.67%/−1.89%
表7:連休明けの寄り付きの窓(日経平均・過去10年)。筆者が日足から計算したものです。

読み取れることは2つです。

①向きは読めません。22回で上13・下9。3連休も含めた92回では上53・下39です。半々に近く、「連休前に売っておく」に優位性は見つかりませんでした。

②大きさは、思ったほどではありません。平均的な窓は0.89%。10年間でいちばん大きかった窓でも1.8%です。ふだん1日で1%動く相場にとって、3日休んだあとの窓が1%弱というのは、むしろ小さいほうです。

もうひとつ数えました。日経の窓の向きが、連休中に動いた米国市場(S&P500)の向きと一致したのは22回中16回、73%でした。窓は、休んでいる間に外で起きたことを受け取っているだけ、ということです。

念のため書いておくと、これは過去10年に、たまたま大きな事故が連休に重ならなかっただけとも言えます。2020年3月の暴落は連休中ではありませんでした。この数字は「連休は安全だ」という意味ではありません。「連休だから特別に危ない、という証拠は見つからなかった」という意味です。

5|その積立を、私はいま止めています

ここまで、連休で買付が何日止まるか、連休中の注文がいつの値段で約定するかを書いてきました。

正直に書きます。いまの私には、どれも関係がありません。

毎日数千円ずつの積立を、私はいま止めています。止めた理由は相場ではありません。資金の都合です。VOOもQQQも追加では買っていません。いま新しく買っているものは、ひとつもありません。

金額や時期は書きません。ただ、止めているという事実は書いておきます。

ひと月前に、私は自分でこういう順番を書きました。

順番 やること いまの私
0番 変動費を削る コンビニで年633,600円使っていました
1番 積立を減額する 通過済み
2番 最低額まで下げる 通過済み
3番 積立を止める いま、ここにいます
4番 持っているものを売る 売っていません
表8:8月23日の記事で書いた順番と、2026年9月20日時点の私の位置。

この順番を書いたときは、自分が3番に来るとは思っていませんでした。それでも、書いておいてよかったと思っています。順番が先に決まっていたので、いちばんやってはいけない4番(売る)を飛ばさずに済んだからです。

止めるのと売るのは、まったく違います。止めるのは入金が減るだけで、持っているものは市場に置いたままです。売ると、そこで複利が終わります。

再開の条件も、先に書いておきます。「相場が下がったら」ではありません。「家計に余力が戻ったら」です。相場を再開の合図にすると、また相場を見にいくことになるからです。

そして、この連休です。

私は口座をほとんど開きませんし、「連休前に売っておこう」と思ったことも18年で一度もありません。それは我慢しているのではなく、そういう気持ちが起きないだけです。

今年のこの連休、私は休んでいます。買付が3営業日止まっているという話すら、私にとっては仮定の話です。止まっているものは、もともと止まっているからです。

私の場合と、読者の方への提案

項目 私(投資歴18年) 読者の方へ
積立 資金の都合で停止中(毎日コースでした) 続けられる金額なら、触らないのがいちばん楽です
保有しているもの 売っていません(VOO・QQQ・投信) 苦しくても、売るのは最後です
連休前の売買 やりません(18年で一度も考えたことがありません) 窓は上13・下9。読めないので、動く理由になりません
連休中の注文 出しません 出すなら9月25日の値段で買うと分かったうえで
連休中に見るもの 見ません(口座も開きません) 見ても、9月24日まで何もできません
表9:私の実際と、読者の方への提案(2026年9月20日時点)。私の状況は、万人の参考になるものではありません。

まとめ

  • 「毎日コース」が実際に買っているのは、2025年で243回、2024年で245回でした。過去10年のレンジは241〜247日です。
  • 365日のうち122日(33%=3日に1日)は1円も買っていません。土日104日と、祝日など18日です。
  • 今回の連休で東証が休む立会日は3日(9月21日・22日・23日)。その同じ3日間、米国市場は開いています。
  • 連休中に出した注文は9月24日に受け付けられ、S&P500・オルカンなら9月25日の基準価額で約定します。押してから最大7日先です。
  • その9月25日の基準価額は、9月24日のニューヨーク終値を、9月25日午前10時頃の為替で円に直したものです。押した時点では、どちらもまだ存在しません。
  • 連休明けの窓は過去10年22回で上13・下9、平均的な大きさは0.89%、最大でも1.8%でした。向きに優位性はありません。
  • 窓の向きが連休中の米国市場と一致したのは22回中16回(73%)。窓は、休んでいる間に外で起きたことを受け取っているだけです。
  • そして私はいま、その積立を資金の都合で止めています。8月23日に自分で書いた順番の3番目です。4番目(売る)には行っていません。

この記事でいちばん書いておきたかったのは、最後の1行です。

私は「毎日」という言葉を、検算せずに受け取っていました。信託報酬の0.0514ポイントの差が30年でいくらになるかは暗算できるのに、自分が年に何回買っているかは数えたことがありませんでした。

昨日は電気の請求書で同じことをやりました。合計しか見ていなかった、という話です。

積立を止めているいま、数えて分かったことがあります。止まっていたのは、私の入金だけです。持っているぶんは、連休中も、私が見ていない間も、ちゃんと市場に置いてあります。3番目にいることと、4番目に行くことは、まったく違います。

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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。申込締切時間・購入価額・受渡日は、2026年9月20日時点で楽天証券のファンド詳細ページに記載されている内容です。約定日は銘柄ごと・販売会社ごとに異なります。ご自身が保有・購入されるファンドの「注文情報」を必ずご確認ください。立会日数・連休明けの寄り付きの窓は、日経平均・S&P500の日足終値および始値から筆者が計算したものです。本文の「買った回数」は東証の立会日数であり、海外の株に投資するファンドには別途「申込不可日」があるため、実際の買付回数はこれより少なくなる場合があります。将来の値動きを示すものではありません。

【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、投資助言・勧誘を目的とするものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。