米国のNASDAQ100に連動した投資信託があります。セクターが情報通信に特化していて、名だたる企業が上位を占めています。今回、 iFreeNEXT FANG+インデックス(以下、FANG+)が流行っているのうけて、FANG+ほどは責められないけど、eMAX Slimシリーズの米国株S&P500(以下、S&P500)では物足りないという、その間をとった欲張りなファンドなので紹介したいと思います。
NASDAQ100指数(ナスダック100指数)とは?
- NASDAQ100指数は、米国のナスダック市場に上場している時価総額でトップ100の非金融銘柄で構成されている。時価総額ウエイト指数。
- 指数の変更は年に一度。(定期的な銘柄入替は毎年12月)
- 指数に採用されるにあたり時価総額、流動性、業種等の規制はなし。
- 1985年1月31日から指数の計算が始まっている。
- NASDAQ100指数とNASDAQ総合指数は異なる指数である。
eMAXIS NASDAQ100インデックスの基本情報
信託報酬は0.2035%とギリギリアウト気味ですが、これもリスクと言うなら受け入れられる絶妙なパーセンテージです。配当は無配です。元々、米国のETFに「QQQ」という同じファンドがあり、その「QQQ」も配当が0.5%前後であり、配当狙いではない銘柄だといえます。


実績(基準価格・純資産の推移と組み換え上位銘柄)
組入上位9位までFANG+と似ていませんか?かなり攻めていると個人的に思います。


リスクとリターン
下表を見るとリスクリターンは-23.2%~67.2%となっています。リターンはリスクの約2.8倍なので、よく見えますが、サンプルデータが少ないので話半分ってことで半分にすると1.4倍となりハイリスクとも言えるリスクになります。

投資判断のポイント
- メリット:
- 情報通信セクターの成長性を享受できる
- FANG+ほどではないものの、S&P500より高いリターンが期待できる
- デメリット:
- 情報通信セクターへの集中投資によるリスク
- 信託報酬がやや高め
- サンプルデータが少ないため、リスクとリターンの関係性を慎重に評価する必要がある