【目論見書要約】再熟考!「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が良いので、これで攻めます【魅力とリスク解説】

投資信託

前回、『SBI・V・S&P500で攻めます!!』と息巻いていましたが、信託報酬の安さ純総資産額を考えると「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がよく見えてきました。今回は改めて「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)(以下、S&P500)」をよく見ていきたいと思います。

結論・・・魅力とリスク

魅力

  1. 信託報酬の安さ: 0.08140%という低コストは、S&P500連動ファンドの中でもトップクラス。長期投資においてコストは重要な要素です。
  2. 純資産総額の大きさ: 6兆8千億円超えの純資産総額は、国内投資信託で圧倒的1位。これはファンドの安定性を示し、解散リスクを軽減します。
  3. 組み込み銘柄の優秀さ: Apple, Nvidia, Microsoft, Amazon, Googleなど、誰もが知る一流企業が組み込まれており、年1回の自動組み換えで常に最新の状態に保たれます。
  4. 基準価額の推移: 右肩上がりの基準価額は、長期投資における安定成長を期待させます。
  5. 騰落率: 過去のデータからは、長期的に保有するほど高いリターンが期待できることが示唆されます。ただし、リスクも伴うため、注意が必要です。
  6. 積立NISA、成長NISAどちらもいけます。

リスク

  1. 価格変動リスク: 株式市場全体の変動や個別企業の業績により、基準価額が下落する可能性があります。分散投資や長期投資でリスクを軽減できます。
  2. 為替変動リスク: 外貨建て資産に投資しているため、為替レートの変動により円換算した際の価値が変動します。円高時に価値が下がる可能性があります。為替ヘッジ型のファンドも選択肢ですが、コストがかかります。
  3. 信用リスク: 組み入れている有価証券等の発行体や取引先の信用状況が悪化した場合、損失を被る可能性があります。信用格付けの高いものに分散投資することでリスクを軽減できます。
  4. 流動性リスク: 市場の状況によっては、有価証券を売却・取得したいタイミングで取引できない可能性があります。流動性の高い証券を中心に投資するファンドを選ぶことが重要です。

信託報酬が安い

信託報酬は0.08140%とS&P500の銘柄の中では一番安いのではないでしょうか。これは、総資産額が6兆越え安定したため下げられました。発売当初は0.09%台でした。また、購入時手数料や信託財産保留額かかりません。

純資産総額ランキング1位

純資産総額は6兆8千億円と国内の投資信託では圧倒的に多いです。この純資産総額が小さくなるほど、ファンドが解散する可能性が高くなります。S&P500は今のところ好調なので売り浴びせは受けていませんが暴落時は純資産総額や基準価格が下がるので売らない握力が試されます。

組み込み銘柄が名だたる企業で良い(自動組み換え)

S&P500は当然「S&P500」に連動しているので、素敵な銘柄が選定されています。アップル、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、バークシャー(バフェットさんの会社)、テスラなどです。これらの銘柄は年に一度の見直しが行われ自動的に安定収入を目指してくれます。

基準価格の推移が右肩上がり

基準価格は、2025年2月5日で33,694円。下のグラフからも分かるように順調に右肩上がりとなっております。15年・20年・30年といった長期投資では安定した成長が大切です。

騰落率が高振れ

S&P500の騰落率をブラフと表で表したものです。崩落率のリスクリターンは-7.1%~55.5%となっていいます。ですが、これは約10年なのでリスクについてはこの倍の14.2%は見た方がいいと思います。リスクの4倍近いリターンがあるので長期的に持てば持つほど有利と言えることが伺えます。

リスクについて:リスクがあるからリターンがある

実績・騰落率で利益が出るという事は、当然、色々なリスクを伴います。主なリスクとその内容について解説します。

1. 価格変動リスク

  • 内容: 株式の価格は、企業の活動や業績、市場・経済状況など様々な要因によって変動します。「S&P500」は、S&P500指数に連動するよう運用されているため、組み入れている株式の価格が下落すると、ファンドの基準価額も下落します。
  • 対策: 分散投資を行うことで、価格変動リスクを軽減することができます。また、長期的な視点で投資を行うことも有効です。

2. 為替変動リスク

  • 内容: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、外貨建ての資産(米国の株式)に投資しています。そのため、為替レートが変動すると、円換算した際のファンドの価値が変動します。一般的に、円高になるとファンドの価値は下がり、円安になるとファンドの価値は上がります。
  • 対策: 為替変動リスクばかりはどうしようもありません。円が現状か、円安ドル高になると願うしかありません。

3. 信用リスク

  • 内容: 組み入れている有価証券等の発行者や取引先の経営・財務状況が悪化した場合、またはそれが予想された場合、当該有価証券等の価格が下落したり、価値がなくなることがあります。また、利払い・償還金の支払いが滞ることもあります。
  • 対策: 信用格付けの高いファンドや国債に分散投資しかありません。また、三菱アセットマネジメントが負債を抱えた場合も同様になります。この世に絶対はありません。

4. 流動性リスク

  • 内容: 有価証券等を売却または取得しようとする際に、市場に十分な需要や供給がない場合、または取引規制等により十分な流動性の下での取引を行えない場合があります。その結果、市場実勢から期待される価格より不利な価格で取引となる可能性があります。
  • 対策: これもどうしようもありません。

その他

  • 上記以外にも、様々なリスクが考えられます。
  • 投資信託は、預貯金とは異なり、元本が保証されているわけではありません。
  • 投資を行う前に、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をよく読み、リスクについて理解することが重要です。
  • 投資判断は、ご自身の責任において行ってください。

まとめ

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、低コストで米国株式市場に投資できる魅力的なファンドです。しかし、投資には常にリスクが伴うことを理解しておく必要があります。

投資判断はご自身の責任において行いましょう。

投資を行う前に、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をよく読み、リスクについて十分理解することが大切です。


【目論見書要約】再熟考!「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が良いので、これで攻めます【魅力とリスク解説】

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