光回線、10Gプランは罠でした|6,800円→4,818円、投資ブロガーが戸建てで見直した全手順【GMOとくとくBB光】

黒髪サイドポニーの月城ミオが、Wi-Fiルーターと節約のモチーフを背景に佇むイラスト。光回線を見直して固定費を削減する記事のアイキャッチ 節約・節税

スマホ代を見直したついでに、毎月の通信費をもう一度ぜんぶ並べてみました。そこで気づいたのが、自宅の光回線です。私はauひかりに毎月6,800円を払い続けていました。しかも、契約はなぜか10ギガプラン。よく調べたら、私の使い方では1ギガしか活かせていませんでした。完全な払いすぎです。

この記事では、投資歴18年・施工管理が本業の私が、戸建ての光回線を見直して月6,800円から4,818円へ、約2,000円カットした全手順を、初めての方にも分かるように整理します。光回線の選び方、通信方式の違い、ルーターの選び方、そして「結局どのプランがいいのか」まで、迷わないように順番に説明します。

結論:光回線で迷ったら、この3つだけ押さえてください

先に答えを出します。難しい話は後ろで説明しますので、忙しい方はここだけでも持ち帰ってください。

  • ① 惰性で払っている回線は、今すぐ見直す。スマホとセットの「割引」が前提のプランは、スマホを変えた瞬間に割高になります。
  • ② 戸建ても、ほとんどの人は1ギガで十分。10ギガは大多数にとって過剰です。私はそこで毎月損していました。
  • ③ 回線に付いてくる一体型ルーターは使わず、自分でルーターを選ぶ。速度と安定性が大きく変わります。

そのうえで私が選んだのは、GMOとくとくBB光(正式名:GMO光アクセス)の1ギガプランです。戸建てでずっと月4,818円(税込)。プロバイダ料金込みで、料金が後から上がらないのが決め手でした。

そもそも光回線とは? 戸建てとマンションで選び方が変わります

光回線(光ファイバーを使った固定インターネット回線)は、家まで光ケーブルを引き込み、安定して速い通信を実現する仕組みです。スマホの電波と違い、天候や時間帯の影響を受けにくいのが特長です。

住まいのタイプで料金も工事も変わります

光回線を選ぶとき、最初に分かれ道になるのが住まいのタイプです。

  • 戸建て(ファミリータイプ):1本の回線を自宅で独占できます。料金はやや高めですが、速度が安定しやすいです。
  • マンション(集合住宅タイプ):建物内で回線を分け合います。料金は安めですが、建物の設備しだいで速度が変わります。

私の家は戸建てです。戸建ては電波を遠くまで届ける必要があるので、後で説明するルーター選びがとくに効いてきます。

速度の本当の決め手は「通信方式」です

意外と知られていませんが、体感速度を左右するのは契約プランの数字より通信方式です。ここは2つの言葉だけ覚えてください。

  • PPPoE(ピーピーピーオーイー):昔ながらの接続方式。利用者が増える夜などに混みやすく、速度が落ちやすいです。
  • IPoE(アイピーオーイー):新しい接続方式。混雑ポイントを通らないため、夜でも速度が落ちにくいです。v6プラスIPv6 IPoEと書かれているのが、これに当たります。

つまり、いくら10ギガを契約しても、方式が古いままなら意味が薄いのです。これから選ぶならIPoE(v6プラス)対応はほぼ必須と考えてよいでしょう。GMOとくとくBB光は標準で対応しています。

私の失敗談:6,800円・10ギガを、ただ払い続けていました

ここが今回いちばん正直に書きたい部分です。

私の自宅は、もともとauひかりの10ギガプランで月6,800円でした。なぜ10ギガにしたのか。正直に白状します。当時、『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』(米国の超高速取引「HFT」を描いたノンフィクション)を読み、なんとなくシステムトレード(自動売買)の高速化を意識していたのです。「回線が速ければ取引で有利かもしれない」と。

ですが現実はどうでしょうか。私のパソコンはノートパソコンで、そこまでの速度は出ません。そもそも証券会社のAPI(自動売買をつなぐ接続窓口)が、ミリ秒を競うHFTほどの速度に対応しているとも思えません。活かす手段が何もないのに「なんとなく速いほうが」で10ギガを選んでいたわけです。投資歴18年の私でも、これでした。お恥ずかしい話ですが、過剰スペックの罠は、知識の有無に関係なく誰でもハマります。

そこで、自宅で2つのレベルで速度を測ってみました。回線そのものの実力(ルーター直下)と、実際に使うWi-Fi経由の端末です。結果が興味深いものでした。

回線(ルーター直下)は、直近で約3,600Mbps、過去には5,700Mbps超。さすが10ギガ回線で、文句なしに速いです。ところが、実際に使うWi-Fi経由の端末では、2階の自室で約660Mbps、電波の弱い1階で約235Mbpsに下がりました。

Line / wired 3,600 My room (WiFi) 660 Weak spot (WiFi) 235 Mbps — the line is fast, but the Wi-Fi devices cap far below it
私の自宅実測(2026年)。回線(有線)は3,600Mbps超なのに、実際に使うWiFi端末は660/235Mbps。10ギガの帯域を使いきれていません

ここに本質があります。10ギガの回線は確かに速い。でも、実際に使うWi-Fiやスマホ・パソコンが1ギガ前後で頭打ちになり、回線の速さを活かしきれていません。私の言葉で言えば、10ギガは完全な「宝の持ち腐れ」でした。

多くのパソコン・スマホは、1ギガを超える速度を活かしきれない設計です。一部の最新機は2.5ギガに対応しますが、普段使いの大多数は1ギガで足ります。だから10ギガではなく1ギガで十分。私は、使いきれない帯域に毎月お金を払っていたわけです。

もう一つの収穫は、メッシュWi-Fiの効果です。親機から遠い1階でも235Mbps出ているのは、後で説明する子機(メッシュ)のおかげで、家の中に電波の死角がほぼ無い状態です。

スマホを格安にした瞬間、割引の前提が崩れました

きっかけは、スマホを大手からpovo(ポヴォ、auのオンライン専用プラン)に乗り換えたことでした。ここで一つ、見落としやすい事実があります。

povoは「auスマートバリュー」の対象外です。auスマートバリューとは、auのスマホと対象の光回線をセットで使うと光回線が割引される仕組みです。私はpovoにした時点で、この割引が外れました。

これは投資の世界でも同じ構図です。「特約」「セット割」「おまけ」で複雑にした商品は、前提が一つ崩れると途端に割高になります。シンプルな主契約一本が、結局いちばん強いのです。スマホをシンプルにしたなら、光回線もシンプルに見直すのが筋でした。

乗り換えの全手順とルーターの選び方

では具体的にどう動いたかを、順番に説明します。やることは大きく3つです。

手順1:1ギガプランの光回線に切り替える

私が選んだのはGMOとくとくBB光の1ギガです。料金を並べると差は明確でした。

auひかり10ギガの月6,800円から、GMOとくとくBB光1ギガの月4,818円(税込・ずっと定額)へ。毎月約1,982円の差です。

GMOとくとくBB光の料金は次の通りです。注目は、同じGMOの中でも1ギガは10ギガより安いこと。マンションならさらに安くなります。

プラン 戸建て(ファミリー) マンション
1ギガ 月4,818円 月3,773円
10ギガ 月5,940円 月5,940円
GMOとくとくBB光の月額料金(税込・2026年時点)。1ギガ戸建ては10ギガより月1,122円安く、前章の実測どおり大半の人は1ギガで十分です(出典:GMOとくとくBB光 公式料金プラン)

たった2,000円弱と思うかもしれません。ですが、固定費は毎月・自動で出ていくお金です。年間では約23,784円になります。

手順2:自分でルーターを用意する(ここが速度の分かれ目)

ここで知っておきたいのが、回線によって機器の形が違うことです。光回線の根元には必ずONU(光信号を電気信号に変える装置)があります。これにルーター機能まで一体になったタイプ(ホームゲートウェイ)と、ONUとルーターが分離したタイプの2つがあります。

一体型は、届いた機器をつなぐだけで使える手軽さが利点です。ただし弱点もあります。私が使っていたauひかりは一体型で、機器がルーター役を握るため、せっかくの高性能ルーター(私のTP-Link Deco BE85)もブリッジ(電波を飛ばす係)に降格させるしかなく、本来の力を活かしきれていませんでした。Wi-Fi機能付きの機器には、月550円ほどのレンタル料もかかります。

一方、GMOとくとくBB光のようなNTT回線系(光コラボ)は、ONUとルーターが分離しています。自分の好きなルーターを”ルーターモード”でフルに使えるのです。良いルーターを持っているなら、分離型のほうが断然活きます。これも私が乗り換えた理由の一つでした。

そのDeco BE85自体も、最新のWi-Fi 7規格で正直オーバースペックです。1ギガ回線に、ここまでの性能は要りません。

さらに正直に書きます。私のiPhoneもこのルーターもWi-Fi 7に対応していますが、家ではあえて一つ前のWi-Fi 6Eで使っています。私の環境では、Wi-Fi 7はまだ不安定で、6Eのほうが安定しているからです。最新規格=最善とは限りません。1ギガ回線なら、Wi-Fi 6E対応のルーターで十分です。これも「使いきれない最新性能にお金を払わない」という、この記事の一貫した考え方です。

■ 見落としがちな「接続台数」の罠

ルーター選びで速度ばかり見て、推奨接続台数を見落とす方が多いです。今の家庭は機器が驚くほど増えています。

スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機、スマートスピーカー、エアコン、インターフォン、ロボット掃除機……。5人家族なら、同時につながる機器は20〜30台に達します。安いルーターは推奨接続台数が10〜18台ほどで、ここで通信が不安定になります。

■ 1台で足りる家/メッシュ2台が要る家

もう一つの分かれ道が、ルーター1台で足りるか、メッシュ(親機と子機の2台以上で家全体に電波を届ける仕組み)にするかです。間取りで判断できます。

住まいの条件 おすすめ
〜2LDK・1フロア・80㎡未満・中央に置ける 1台で十分
2階建て・3LDK以上・100〜120㎡ メッシュ2台
3階建て・120㎡超・鉄筋コンクリート メッシュ3台
メッシュは親機と子機を専用の通信路(バックホール)でつなぎ、同じ名前の電波(SSID)で自動的に一番強い機器へ切り替わります(出典:各社技術解説 2026年時点)

私の家は2階建てなので、メッシュ2台です。先ほどの実測で、電波の弱い1階でも235Mbps出ていたのが、まさに子機の効果です。電波を拾い直すだけの中継機と違い、メッシュは速度が落ちにくいのも利点です。

そこで、家の広さと予算で2台にしぼって選びました。どちらもWi-Fi 6E(混雑に強い新しい無線規格)対応です。

タイプ 機種 向いている家
コスパ・1台 BUFFALO WSR-5400XE6 一般的な戸建て・マンション
広い戸建て・メッシュ TP-Link Deco XE75(2台セット) 2階建て・電波が届きにくい部屋がある家
メッシュ機の Deco XE75(2台)は最大接続200台・2台で最大約500㎡(3〜5LDK目安)対応で、5人家族でも余裕があります(出典:メーカー公表仕様 2026年時点)

広い家で「2階のあの部屋だけつながらない」という悩みがあるなら、メッシュの2台セットが効きます。実は私自身、同じTP-LinkのDecoシリーズの上位機(Deco BE85)を使っています。ただBE85は最新規格のオーバースペック機。1ギガ回線なら、手頃なDeco XE75で十分です。費用を気にしないなら高級機のNETGEAR Orbiもありますが、私には高すぎて手が出ませんでした。

私が選ぶなら、この2台

・普通の戸建て・マンションなら、1台で足りる「BUFFALO WSR-5400XE6」です。

バッファロー BUFFALO WSR-5400XE6 Wi-Fi 6E対応ルーター

バッファロー BUFFALO WSR-5400XE6 Wi-Fi 6E対応ルーター(アドバンスドモデル)
¥17,980(2026/05/31時点 楽天市場調べ)

・広い戸建ての死角を消すメッシュ2台なら、私が使うDecoシリーズの手頃なモデル「Deco XE75(2パック)」です。

TP-Link Deco XE75(2パック)DECOXE752P Wi-Fi 6E対応メッシュWi-Fiルーター

TP-Link Deco XE75(2パック)DECOXE752P [Wi-Fi 6E(ax) /IPv6対応]
¥28,110(2026/05/31時点 楽天市場調べ)

手順3:申し込みと、惰性からの卒業

回線とルーターが決まれば、あとは申し込むだけです。GMOとくとくBB光は、新規開通で工事費が実質無料になる特典や、高額のキャッシュバックも用意されています。乗り換え時の解約費用を、ある程度ここで取り返せます。

私が乗り換えた光回線

GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)」— 戸建て1ギガでずっと月4,818円。プロバイダ料金込み・v6プラス標準対応で、私の「シンプルに安く」という条件に合いました。

GMOとくとくBB GMO光アクセス

よくある不安 Q&A

Q. 乗り換えの違約金や工事費が心配です

auひかりのように独自の回線を使うサービスは、解約時に撤去工事費や違約金がかかる場合があります。一方、GMOとくとくBB光のキャッシュバックや工事費実質無料で、その多くを相殺できます。契約期間の残りと解約金を一度確認してから動くと安心です。

Q. やっぱり10ギガにすべきでは?

大容量の動画編集を毎日する方や、家に2.5ギガ以上対応の機器をそろえている方なら検討の価値があります。ですが、普段使いの大多数には1ギガで十分です。私の失敗を繰り返す必要はありません。

Q. そもそも光回線は必要ですか?

スマホだけで生活が完結する方は、必須とまでは言えません。ですがパソコンを使うなら、光回線はほぼ必須だと考えています。私はパソコンをフル活用していて、これが無いと仕事も発信も止まります。在宅で作業する方ほど、安定した固定回線の価値は高いです。

まとめ:浮いた固定費は、未来の種銭になります

最後に、この見直しがどれだけのインパクトを持つかを数字で示します。毎月浮いた約1,982円を、年5%で運用しながら積み立てたと仮定すると、こうなります。

Year 5 13.5 Year 10 30.8 Year 15 53 Year 20 81
月1,982円を年5%で積み立てた場合の試算(単位:万円)。20年で元本約48万円が約81万円に。あくまで一定利回りの仮定です

たった月2,000円弱の見直しが、20年で約81万円の差になります。固定費の削減は、ノーリスクで利回りを生むようなものです。

  • 惰性で払う高い回線・過剰な10ギガプランは、見直すだけで毎月お金が戻ってきます。
  • 戸建てでも1ギガで十分で、ルーターは自分で選ぶと速度と安定が変わります。
  • 浮いた固定費は、未来の投資に回せる「種銭」になります。

まずは、今の光回線の明細を1枚だけ確認してみてください。プラン名と月額を見れば、私と同じ「払いすぎ」が見つかるかもしれません。

規律のない支出を放置する人は、規律のある投資を続けられません。固定費の見直しは、いちばん身近な投資の第一歩です。

🎥 動画でも解説しています(約16分)

この記事の内容を、5章構成のスライド付きで話しました。文字を読むより聴きたい方、家事や通勤のすきま時間にどうぞ。

光回線の10Gは罠でした|6,800円→4,818円にした全手順【GMOとくとくBB光】(YouTube)

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