S&P500相場は5月も堅調 ― テック株リバウンドが牽引
2025年5月の米国株市場は、ハイテク大手の決算好調を受けてS&P500が続伸しました。FRBは利上げを⾒送りつつもインフレ鎮静化を注視しており、短期的には“追い風+不透明感”が同居する局面です。三菱UFJアセットマネジメントの月報でも「夏以降はFOMCと企業決算が方向性を決める」と指摘されています。 VOO と eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)――基本スペックを比...
2025年5月の米国株市場は、ハイテク大手の決算好調を受けてS&P500が続伸しました。FRBは利上げを⾒送りつつもインフレ鎮静化を注視しており、短期的には“追い風+不透明感”が同居する局面です。三菱UFJアセットマネジメントの月報でも「夏以降はFOMCと企業決算が方向性を決める」と指摘されています。 VOO と eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)――基本スペックを比...
退職金の魔力と投資ブームの落とし穴 人生で最も大きなお金が振り込まれる瞬間――それが「退職金」です。 そのまとまった資金を見た瞬間、「このお金を増やしたい」「投資で殖やさないと損かも」と思う方は少なくないでしょう。新NISAがスタートした今、投資の機運は一気に高まり、「オルカン」や「S&P500」のインデックスファンドに資金を投じる人が急増しています。 しかし、いま日本で起きているのは**...
はじめに 最近、投資信託ランキング上位に「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(世界のベスト)」というファンドがランクインしているのを目にした方も多いでしょう。一見すると魅力的に見えるこのファンド、実は**資産形成に極めて不向きな“高コスト・高リスクファンド”**です。この記事では、その危険な中身を冷静に分解し、初心者の方に向けて警鐘を鳴らします。 問題点1:信託報酬が極...
S&P 500に連動する米国の代表的ETF「VOO(Vanguard S&P 500 ETF)」は、長期投資家にも短期トレーダーにも人気のあるファンドです。本記事では、2025年6月16日時点のテクニカル指標やファンド情報をもとに、VOOの現在地と今後の戦略を考察します。 ✅ 1. テクニカル指標の最新状況 VOOの主要なテクニカル指標を以下に整理しました。 指標名値シグナル5日移...
TV広告費率と営業利益率(概念図) まず要点をまとめると――企業がテレビCMを急増させる現象は「十分なキャッシュを確保しつつも課税所得を圧縮したい」「ブランド資産を長期的に積み上げたい」という2つの狙いが重なって起こります。広告は費用計上できるため節税に役立ち、同時に売上の将来成長をブーストする投資でもあるからです。この“利益圧縮シグナル”を読み取り、CM出稿トレンドと財務指標の両方を組み合わせて...