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米国関税ショックで世界市場急落、「●●不況」の対策

​2025年4月初旬、トランプ米大統領が全輸入品に対する一律10%の関税、いわゆる「相互関税」の導入を発表しました。​この措置により、世界の株式市場は急落し、「トランプ不況」とも称される同時株安が発生しています。​ 米国市場の動向 S&P500指数は、4日連続で下落し、5,000ポイントを下回りました。​2月19日の直近高値から18.9%の下落となり、弱気相場入りが目前となっています。 ​...

株安時代のいま、どう行動すべきか?

最近の日本株市場は、米国の通商政策の影響や半導体需要のピークアウト観測などが重なり、日経平均が連日で大きく下値を探る状況が続いています。一方で、賃上げの継続により内需拡大の期待が高まるなど、ポジティブな材料も少なくありません。 そこで本記事では、現状の事実(市況やチャートの状況など)と、そこから導き出される取るべき行動を分けて整理します。 1. 現状の事実 (1) セリングクライマックスはまだ明確...

初心者必見!フィボナッチ・リトレースメントの基礎

フィボナッチ・リトレースメントとは?基本の考え方 フィボナッチ・リトレースメントとは、価格の変動幅に対して特定の比率で線を引くことで押し目や戻りの目安となる水準を示すテクニカル分析手法です。​ もともとはフィボナッチ数列(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, …)に由来する比率で、代表的な水準として23.6%・38.2%・50%・61.8%・78.6%などがあります。例えばある銘柄が100円...

eMAXIS Slim S&P 500で米国成長を効率よく取り込む!emaxislim S&P500の長期保有と根拠

VOOを例にしつつ、短い運用期間を補う説得力あるポイントを解説 日本国内で米国株式に投資する方法の中でも大変人気が高いのが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)」です。設定日は2018年と比較的新しく、VOO(設定は2010年)よりも運用期間が短いものの、S&P 500に連動する設計自体はVOOと同様であり、長期的には非常に有望と見られています。 eMAXIS Sl...

日銀の金融政策やETF売却方針、それに伴う個人投資家の対応策について解説

はじめに 2025年3月の金融政策決定会合において、日本銀行(以下、日銀)は無担保コールレート(オーバーナイト物)を0.5%程度で推移させる方針を決定しました。これは、景気に一部弱さがあるものの、緩やかな回復が続いていることを踏まえた判断と言えます。一方で、日銀はこれまで金融機関から買い入れてきた株式の売却を進めており、2025年の夏にもこの売却が完了する見通しとされています。その結果、次なる焦点...