① 過去の自分(高配当に挫折した理由)
以前、高配当銘柄を調べてブログ記事にしたことがある。
しかし、正直に言うと実際には買えなかった。
理由は単純で、当時は
・値上がり狙いの個別株を多く保有していたこと
・インデックス投資を継続していたこと
この2つで、買付余力がなかったからだ。
さらに当時は「インデックス一本でいこう」という気持ちが強く、
値上がり目的の個別株を整理しながら、資金をインデックスへ回していた。
結果として、高配当という魅力には気づいていたが、
見て見ぬふりをしていた、というのが正直なところだ。
「これ、自分のことだ…」
と思う人も多いのではないだろうか。
② 多くの高配当投資が続かない理由
高配当投資が難しい最大の理由は、
**実は銘柄選びそのものではなく「タイミング投資」**にあると思っている。
数銘柄ならまだしも、
20銘柄を超えてくると
「今は買い時か?」という判断を毎回求められ、
判断疲れを起こしてとても買う気になれない。
さらに、
- 利益が乗ったら売りたくなる誘惑
- 減配する銘柄が必ず出てくる現実
- 投資額が増えるほど、経営不振や不祥事が気になる心理
こうした負担が積み重なり、
地道に続けること自体が苦しくなる。
根本的な問題は、
高配当は本来「ファンド一本で済むもの」を
無理に個人で再現しようとしている点
にあると思う。
とはいえ、日本株で高配当をやろうとすると、
個別株を避けて通ることはできない。
だからこそ、設計を変える必要がある。
失敗する人が悪いのではなく、
設計が人間向きじゃない
ここが一番のポイントだ。
③ 未来予想・割安狙いをやめた話
こうした問題に直面し、
私は高配当投資をなるべくシステマティックにする方向へ舵を切った。
結論はシンプルで、
- 安く買えたかどうかは「運」
- 正解を当て続けるのは不可能
- だから、当てなくていい設計にする
という考え方だ。
これは諦めではない。
合理的な放棄だと思っている。
④ 単元株 × 比率 × 暴落時全銘柄買い
基本の考え方はこうだ。
- リストにある銘柄は、暴落時に全銘柄まとめて買う
- 単元株なので、精度は求めない
→ 終値勝負で十分 - あらかじめ比率を決めておく
→ 景気敏感株とディフェンシブ株の比率を一定に
→ セクターもなるべく分散
そして買うタイミングは一つだけ。
日経平均が1000円以上下落した時
これだけに限定する。
個別株の値動きは見ない。
迷わない。
思考停止で買う。
これはテクニックではなく、
考えないための仕組みだ。
⑤ 倒産は想定内という考え方
「こんな買い方をして大丈夫なのか?」
という疑問は当然だと思う。
答えはこうだ。
- 基本的に倒産しにくい企業を選んでいる
- それでも倒産したら、その時は諦める
- そのための分散投資
この銘柄群の肝である
関西電力・NTT・KDDI・東京海上
が経営不振で上場維持できなくなった場合だけ、
代替のディフェンシブ銘柄を1社追加する。
それ以外は、原則「売らない」。
高配当投資は、
一度買ったら長く保有する前提だからこそ、
長期で機能しそうな企業群を選んでいる。
怖がらせたいわけではない。
現実を冷静に扱っているだけだ。
⑥ 今の配当利回り(3%台で十分な理由)

※以下は、2025年12月30日終値ベースで、
記事内で触れている銘柄を「各1単元ずつ」購入した場合のイメージです。
銘柄推奨ではなく、「この設計で買うとどうなるか」を示す参考表です。
今回選んだ銘柄を、
本日の価格でまとめて買うと約12万円。
これを1単元として、
同じ比率で買い増していく。
気になる配当利回りは、
- 税引前:3%台
- 税引後:2.5%前後
- 市場平均より上
これをNISAで買えば、
税引後でも3%台を維持できる。
派手さはないが、
心理的な負担はかなり軽いのではないだろうか。
⑦ 向いている人/向いていない人
向いている人
- 売買に疲れた人
- 未来予想をやめたい人
- 暴落時に淡々と動きたい人
向いていない人
- 短期で成果が欲しい人
- 常に利回り5〜6%を求めたい人
- 毎回ベストな銘柄を選びたい人
まとめ
高配当株は、
システマティックに設計すれば、心理的負担を大きく下げられる
のではないか。
今回選んだ銘柄は現時点のものなので、
時間が経てば比率や価格はずれていく。
それでも、
- 買いシグナルは「1000円以上の下落」だけ
- 個別株の値動きは見ない
- 買ったら放置
- また下がれば「安く仕込めた」と考える
このルール自体は変わらない。
高配当は、当てに行く投資ではない。
続けるための投資だ。
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知識そのものよりも、
なぜ続けられないのか・なぜブレてしまうのか
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