投資信託の信託報酬は最大何%か??

投資信託

結論

信託報酬は最大でも0.2%!!

投資信託にかかる費用

投資信託には以下3つの費用+税金が掛かります

  1. 買うとき:購入時手数料
  2. 保有しているとき:信託報酬
  3. 売るとき:信託財産留保額

ここで、『優良』と呼ばれる投資信託は「1」、「3」が無料のもの、いわゆる『ノーロード』があります。「1」「3」が有料のものは、購入するたび、あるいはせっかく値上がった基準価格に対して、一定の手数料が取られます。従って、ノーロード以外の商品は、購入時によく考えた方がいいと思います。
ここで、今回の本題である、信託報酬の話になります。

信託報酬とは

「信託報酬(しんたくほうしゅう)」とは、投資信託の運用・管理にかかる費用のことです。投資家が投資信託を保有している間、継続的に支払う費用であり、投資信託の運用や管理を行う会社(販売会社、運用会社、信託銀行)への報酬として支払われます。

もう少し詳しく説明します。

信託報酬の仕組み

  • 投資家は、投資信託を購入し保有している間、信託報酬を支払います。
  • 信託報酬は、投資信託の純資産総額に対して一定の割合(年率)で設定されています。
  • 年率はファンドごとに異なり、運用にかかる手間やコストによって変動します。
  • 実際の支払いは、毎日、純資産総額から日割りで差し引かれる形で行われます。そのため、投資家が別途支払い手続きをする必要はありません。
  • 日々公表される基準価額は、既に信託報酬が差し引かれた後の価格です。

実質利回り

細かい計算はいりません。自分たちが知りたいのは実質利回りです。

実質利回り=利率-信託報酬率で計算できます。

例えば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は過去5年だと19%の利回りを出しています。でも、5年はさすがに短いので、似た銘柄としてアメリカのVTという上場投資信託(ETF)の利回りを使用して比較します。上場来(2008年)からのリターンは約7%です。ここから信託報酬約0.06%を引くと実質利回り6.94%・・・殆ど差がありません。
他方、最近人気のiFreeNEXT FANG+インデックスは過去5年だと43%の利回りを出しています。似た銘柄を見つけられなかったので(仕方なく)ここから信託報酬約0.77%を引くと実質利回りはなんと42.23%!!

で、ここが罠だと自分は思っています。

信託報酬の罠

信託報酬は価格の上下に限らず必ず取られます。仮に100万円をとうししていたとして、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)であれば年率600円ですが、大和-iFreeNEXT FANG+インデックスだと、7,700円取られます。これは投資額に比べて取られすぎです。
短期トレードで勝ち逃げできれば素敵ですが、自分は、安全を優先させるため長期トレードしかできません。ハイリターンという事はハイリスクでもあり長期であればあるほど、マイナスの年も出てくるので、マイナスの年だとどれ位下がり元本が削られるかを考えると怖くて夜も寝られません。

まとめ

  • 高利回りや高配当の時は、信託報酬を確認する
  • 信託報酬は低ければ低いほど良い

元利を考慮すると信託報酬は0.2%以下(持論)