2025年6月30日に20,630円だったレーザーテックの株価は、わずか1か月ほどで14,620円まで大きく下落しました。急激な下落に不安を感じるかもしれませんが、実はこうした状況は、上手くタイミングを見極めれば利益を狙える「押し目買い」のチャンスとなりえます。
この記事では、初心者の方でも理解しやすいように、レーザーテックの株価を多角的に分析し、具体的なエントリー（買い）価格と売りタイミングを分かりやすく解説します。
1. レーザーテックの現在の株価は割安？
まずは株価が割安か割高かを確認するために、「みんかぶ」の株価診断ツールを使います。
2025年8月1日時点でのレーザーテックの理論株価は28,085円です。実際の株価（14,620円）と比較すると、大幅に割安であることが分かります。また、過去の売上や利益（PER）、純資産（PBR）、配当利回りなど、各種指標も割安を示しています。
つまり基本的な企業価値から見ると、現在のレーザーテックは非常にお買い得だと考えられます。
2. 株価は売られすぎているのか？
次に、株価が売られ過ぎかどうかを判断する「RSI（相対力指数）」という指標をチェックしてみます。RSIは0～100の範囲で示され、30以下は「売られすぎ」、70以上は「買われすぎ」を表します。
レーザーテックのRSIは現在19.62と、明らかに売られ過ぎの水準です。この状況は多くの投資家が売り急ぎ、株価が本来の価値より低いところまで落ちている可能性を示しています。
3. 信用取引の状況から見る株価の注意点
次に、「信用倍率（買残÷売残）」という指標で株価への影響を確認します。この倍率が高いと、買いが多すぎて将来的に売り圧力が強まり、株価が下落する恐れがあります。
レーザーテックの直近の信用倍率は10.76と高水準で、買残が多い状態です。これは将来、株価の上昇が抑えられる可能性があるため注意が必要です。
4. エントリーする価格（買いタイミング）はいつ？
エントリータイミングを具体的に探るために、「フィボナッチ・リトレースメント」を活用します。これはチャートの上昇幅や下落幅から反発が期待される価格帯を示す分析手法です。
過去6ヶ月のレーザーテックの株価の動きは10,245円～20,630円の間でした。これを基に計算すると、次の反発ポイントは約14,209円です。
また、実際に他の投資家が多く購入している価格帯は13,000円～16,000円付近とされています。
そこで、損切りのリスクを減らすため、これらの投資家が買った価格帯より少し下の「12,825円」を第一のエントリーポイントとします。
さらに下落する可能性も考慮すると、次のエントリーポイントは約10,263円です。この水準まで下がった場合は追加購入を検討してもよいでしょう。
5. 売却タイミングの目安は？
最後に売却の目安についてです。今回の分析では、理論株価28,000円を目標としています。この価格まで戻れば十分な利益を得られる可能性があるため、売り時の目安として最適です。
まとめ
レーザーテックは現在、基本的な価値から見ても、テクニカル分析から見ても割安な状態です。ただし信用倍率が高いため、慎重なタイミング選びが重要です。
エントリー価格は12,825円を第一ポイントとし、更なる下落時には10,263円前後で買い増す戦略がおすすめです。そして売却の目標価格は28,000円と設定します。
ぜひ、この分析を参考に、冷静かつ戦略的な投資をしてみてください。
当たり前ですが、くれぐれも自己責任ですよ！！
下記は自分のネット環境や情報の参考にしているものです。ご参考までに。
