1. 多要素認証(MFA)の必須化

多要素認証(MFA)の種類と仕組み図
SBI証券では「デバイス認証」「FIDO認証(生体認証)」「電話番号認証(SMS認証)」の3種類の多要素認証を用意し、より強固な本人確認を実現しています。
例えば、登録済みスマートフォンやPCからのみログインを許可し、さらに顔認証や指紋認証を組み合わせることで、万が一ID・パスワードが漏洩しても第三者による不正ログインを防ぎます。
2. ログイン制御機能の導入

ログイン制御機能の流れ図
スマートフォンの紛失や不正アクセスの疑いがある場合、利用者自身で「ログイン一時利用停止設定」が可能です。
この機能により、緊急時には即時に口座へのアクセスを遮断でき、被害拡大を防止できます。解除もリアルタイムで行えます。
3. パスワード管理の徹底
- パスワードは他サービスと使い回さず、英数字・記号を組み合わせた強固なものに設定。
- 定期的な変更や、推測されやすい情報(誕生日・氏名等)の回避が重要です。
- パスワードを第三者に教えない、SBI証券が電話やメールで尋ねることはない、などの基本ルールを守りましょう。
4. フィッシング詐欺対策
- 正規サイトはアドレスバーの鍵マークや運営者名(EV SSL証明書)で確認。
- 不審なメールやSMSのリンクはクリックしない。
- 迷惑メールフィルターの活用や、公式アプリ・サイト以外からのログイン禁止も有効です。
5. 不審な取引やアクセスの監視
- システム側で不正ログインや異常な取引をリアルタイム監視。
- 不審な動きがあれば取引制限やユーザーへの通知が行われます。
6. 被害発生時の補償方針
- 日本証券業協会の申し合わせに基づき、迅速な補償対応。
- ID・パスワード管理状況やセキュリティ設定の有無など、個別事情によって補償内容が判断されます。
7. 利用者が取るべき追加対策

SBI証券の不正利用対策まとめ表
- 不審なメールやSMSのリンクは絶対にクリックしない。
- 公式アプリ・サイトからのみログイン。
- 取引履歴や残高を定期的に確認し、異常があれば即連絡。
✅ SBI証券の不正利用対策まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
1. 多要素認証(MFA) | デバイス認証/FIDO(顔・指紋)/SMS認証の3重構えで本人確認を強化。登録端末のみアクセス可に。 |
2. ログイン制御機能 | ユーザー自身で「一時停止」設定が可能。不正アクセス時の即時遮断が可能。解除も即時対応。 |
3. パスワード管理 | 使い回し禁止、英数字+記号の複雑な設定、定期変更を推奨。推測されやすい情報の使用はNG。 |
4. フィッシング対策 | 正規URLの確認(鍵マーク・EV証明書)。不審なリンクはクリックしない。公式アプリ以外は利用不可。 |
5. 不審な取引監視 | リアルタイム監視により異常アクセス・不正取引を検知。必要に応じて制限・警告通知。 |
6. 被害時の補償 | 証券業協会の方針に基づき補償。セキュリティ設定の有無・管理状況により個別判断。 |
7. 利用者側の対策 | 定期的な取引確認、メールからのリンクは開かない、常に公式アプリ・サイトからログインする習慣が重要。 |
📌 総評(ユーザーが注意すべきポイント)
何かあった場合は即時停止&SBIへ連絡が鉄則。
多要素認証とログイン制御機能で不正ログインのリスクを大幅に低減。
**日常的な自己管理(パスワード、URL確認、取引確認)**が最も重要。
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